田舎暮らしとは…

明朝、昨晩早くに就寝したので目が覚めたら5時半だった。

 

まだ友人は寝ていた。

 

いつも通り、ふとんの中でごろごろとしながら、スマホでニュースを読む。

 

ふとんの中は暑いが、顔だけは以上に冷たくなっていた。

 

微熱が続いて体がダルイ…。

 

天気が良かったので気晴らしに近所をぶらついた。

ここは郵便局、スーパー、食堂、飲み屋、スナックがある。

 10分ほど歩くとコンビニと公民館もあるようだ。

 

 

この部屋で共同で使う家電製品は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ(トースター)があるが、それぞれ新しい物を発注しているらしく、近々届くとのことだ。

 移住体験者用に内装もリフォームするらしい、僕は他の移住体験者が来るまでここを自由に使える。

 

 

10時半過ぎになって、近くのスーパーで買い出しをした。

スーパーではおばちゃんがレジ打ちをしていた。

客はおっちゃんとおばちゃんというかほとんどが老人で、そもそも若者がいないので僕が来店しただけで噂になるようで、ときどき顔をジロジロ見られている気がした。

 

朝、散歩したときもおばちゃんとすれ違ったが、その時も軽く会釈はしたが、物珍しそうな目でこっちを見ていた。

 

玄関先でタバコを吸っていても、通りすがりに向こうから会釈してくる。

 

その日は、買い物したあとはずっと部屋に居た。

昼になって友人が昼休みで家に帰ってきた。

いつも昼は家に帰って昼食を取るようで、社長もそうしているらしい。

 

僕はだらだらネットサーフしてなんとなく始めたブログを更新して、気付いたら夕方になっていた。

 

夕飯は、友人が近所のおばちゃんに貰ったジャガイモが大量にある、と聞いていたので、コロッケを作ろうと思ってひき肉を昼に買っていたけど、結局、夕方になって友人が帰ってきたときに、また惣菜なり豚肉なりを貰って帰ってきたので、コロッケはまた今度にすることにした。

 

結局その日食べたのは、とうみょうととろろ昆布の味噌汁、切干大根、魚介とちくわのポテトサラダ、豚肉ととうみょう炒め、大量のいくら丼だった。

とろろ昆布と言ったけどワカメみたいな海藻で、煮るととろろ昆布みたいになる謎の海藻だ。

好きな人は好きだと思う。

 

食器洗いを済ませ、友人と少し話したあとネットサーフして眠くなって寝た。

「移住、田舎暮らし、仕事、北海道、過疎、シェアハウス」などググってると全国各地の体験談や現在進行形で田舎暮らしをしている人の情報を得れるが、過疎地域で田舎暮らしをするより、都市部近郊で田舎暮らしをする方が、将来的な安心感がぜんぜん違うだなと思った。

 

いま僕が居る地域は、限界集落だ。

観光PRできるものも、ほとんど無いような過疎地だ。

町の求人も少ない、給料も少ない、ほぼ非正規募集で、とてもここに残る気にはなれないのが、正直な今の印象だ。

 

夕張市財政破綻の実例を調べていたが、観光PRで外から客を呼ぶよりも、地域で取れる海産物や野菜などを加工して、外へ向けて販売できる方が、収益と持続性があるだろうことが分かった。

 

ただ、それをしたいかどうかは別だ。

僕は、ギークハウス、シェアハウス、airbnb、など興味があるが、それらは都市部近郊型が多く、利用者は「気軽に田舎から東京に来て、なるべく安く過ごしたい」と、そういう場に集まっている。

その方が成功しているようだし、ここのような過疎地で、人口減少高齢化の真っ最中の限界集落で、それらに興味があるような若者を呼び込もうとしても、困難極まりないだろうなと思う。

 

ギークハウス夕張の活動記録を覗いても、正直言って成功してるようには思えない。

投資家?の人が運営してるのかね。

まだ金に余裕があるからやってるのかもしれない。

あと夕張は毎年、町をあげて映画祭をやっているのを知った。

著名人なり若者なりが夕張を知るきっかけになるのか、なんの為にやってるのかは分からない。

 

 

 

北海道の市町村全域で人口減少、高齢化が進んでいるのは、炭鉱などの旧来産業の衰退から、移行した新しい産業を築けなかったかららしい。

主要都市部で若干の人口増が見られる地域でも、他が酷すぎるから~と逃げてきたのが主だろう。

 

はっきり言って、貧乏が原因だ。

仕事も若者がやりたいと思うものが無い、給料も低い、遊ぶところもない、ないない尽くしで、冬の住み心地も最悪じゃないか。

毎朝毎朝雪かき雪かき、近所の目を気にして自由になりづらい、そりゃ若い子は逃げたくもなるわけだ。人は温かいけどある種の監視社会。

 

この町にも若者はいるようだが、ほとんどは家でネットかゲームくらいしか遊ぶものはないし、どうせ衰退する町に思い入れも湧きづらいだろう。

いや、中には町の存続のために!と思う人もいるかもしれないが、ほぼないだろう。

それなら都市部に出てくるって普通。

 

 

国は地方創生とか謳っているみたいだけど、東京一極集中の構造を変えたいなら、全国に金をばら撒いて無駄なことしまくるしかないと思う。

無駄なことってのは、金にならないこと、儲けにならないこと。

それをするのが自治体の仕事だからねえ、それを国の財政難だー、無駄だ無駄だと叩きつづけた結果がこれだよね。

 

それで過疎地がー限界集落がー少子高齢化がーなんて言い出しても…ねえ。

 

社会保障費やら財政負担の効率化だけ、を考えるなら、限界集落の田舎民は、それぞれ一番近場の都市部かその近郊に移住して、社会生活圏をコンパクト化するのが最善だろうな。

 

わざわざ衰退するのがほぼ確定の田舎のために、それを存続させるのにパワーを使うのは無駄と言えるでしょ。

 

普通に考えて、だれがこんな田舎に移住しに来るのさ。

田舎暮らしなら、ここでなくても地方の都市部郊外でできるからねえ。

だったらここでしか得られない様なものが何かあればって?

それがここに来る動機になるかって?

それが無いから、というかあるものより、足りないものの比率が圧倒的に勝ってるから皆ここに残らないし、移住しに来ないんだよね。

 

じゃあどうするかって、諦めるしかないね、ふつうは。

 

これまでやってきた生活水準を改めて、新しい生活水準を決める。

豊かな暮らしとは何かってことを改める。

その中で維持存続するのが良いと思う。

 

「うちで採れたものは他で食えないくっそ美味いものだけど、うちだけで消費するし、余ってもお前にはやんねーから!」くらいでいいんじゃないか?

  もしどうしても欲しいなら、プレミアム価格で販売してやるかもな?って。

 

けどそんな高値で買うくらいなら、こっちに住んだ方が得だぞ、安い給料だけど、安い家と安い食費で新鮮な食品が手に入るし、毎日美味い飯が食える。

都会のような働き方はしないし、精神衛生上、健康にはなるだろうな。

 

 

こっちに来たら仕事はないけど、田舎独特のゆるいつながりでなんとか生きていける、かも?

 

仕事はないと言っても食いぶちくらいなんとかなる仕事はある、そもそも都会とそこを比較するのが間違ってるんじゃないかって。

 

だから地方都市近郊のファッション田舎暮らししたい人は、無理。

 

ガチ過疎限界集落で地元民とゆるいつながりでやっていきたいなら、受け入れはたぶんしてくれる。

都会で阻害されてきたようなダメ人間も、ここなら許容できるだけの人の温かさはあると思う。

というか過干渉すぎて怖くなるくらいだろうな、僕もそこまではまだ分からないけど。

 

その代わりここに浸かったら最後、天国と地獄のド田舎生活だ。